【映画】ブレイブハートの感想

TVにつないでるHDDが勝手にいろいろ録画してくれてるので、ここ半年で映画をよくみるようになりました。あまり映画を見ないので、美しいか、英語が勉強できるか、アクションか、くらいの理由でしか選り好みをしてこなかったのですが、13世紀におきた第一次スコットランド独立戦争を部隊にした映画「ブレイブハート」を見て、映画の楽しみ方がひとつ分かったというのが大きな収穫でした。

『ブレイブハート』(原題: Braveheart)は、1995年のアメリカ映画。俳優のメル・ギブソンが主演・監督した。
アカデミー音響効果賞、アカデミー作品賞、アカデミーメイクアップ賞、アカデミー監督賞、アカデミー撮影賞を受賞。
スコットランドの独立のために戦った実在の人物ウィリアム・ウォレスの生涯を描いた歴史映画だが、史実に大幅な脚色が加えられており、フィクションとしての性格が強い作品である。

史実に基づき歴史上の人物を描かれた映画、その作家/監督のメッセージ色がつきつつも、大変勉強になるなぁと。

(1)
いや、あのですね。「ブレイブハート」自体は、つまらないです。
つまらない映画をみて、面白い映画がなんたるかということが逆に分かったという点で、幅が広がったものです。グルメの道も、美味しいものとそうではないものを幅広く食べることで勉強になり、目利きができていくことと思うのですが、その映画バージョンをようやく理解できたといいますか。映画は年2本、あまり消費してこなかったわたくしからすると、開眼の一言です。

(2)
映画というものは単に映画館に行って2時間過ごすものと本気で思い込んでたので、3時間あると聞いては「めんどくさい」と思い、睡眠時間として捉えてみるも音がうるさくイスは固く「中途半端な昼寝」、そして逐一時計を確認しては「いま全体の40%を消費」などと進捗を確認、なんなら家で映画を見るときはマルチタスクのながら鑑賞が必須。しかしこの映画のおかげで、いやはや”映画鑑賞には前後がある”ということを初めて知りました。

(3)
特にこういう史実に基づく歴史映画、というものはとてもおもしろいですね。
Wikipediaをみて歴史のアウトラインに触れ、非ネタバレのレビューをみて、映画に挑む。世界史というのは中学・高校・大学と深く触れてこなかったおかげで、スコットランドがイギリスの一部であることはかろうじて解りつつも、何世紀に独立戦争があって、などという学習はさてと25年間放棄をしてきておりましたので、まずそれ自体が新しい探究心に心踊らされ、楽しいわけです。その間先にビジネスを勉強してきたんですと言い訳は用意してあるものの、そしてまぁスコットランドの独立戦争ともなるとまあまあマニアックなので誰しもわかる話ではないとはいえ、さて僕自身の西洋文化史というのはあんまり人に言わないほうが良い無知加減ではあると思います。

(4)
一方で建物、町並み、ファッション、歴史、住む人々の階級や息遣いや彩りや文化には大変興味津々で、暇があってはGoogleMapで世界旅行しWikipediaで体系的の真逆といえるような順序でキーワードを拾ってきました経験からすると、「歴史映画」世の真相に近づくようでまことに面白いわけです。スコットランドの第一次独立戦争をテーマにし当時のイングランド軍やその他周辺の貴族などがどういう風に捉えられて描写されているのか、というのは、来春にもイタリア・イギリスあたりに旅行にいくまえの下準備として、きっかけは十分であったのかと思います。

これまでバラバラに拾ってきたもの、読書したもの、人と会い教えていただいてきたもの、こういうのがつながっていくようです。

(5)
さて映画「ブレイブハート」ですが、「ブレイブハート」自体はつまらないと冒頭に述べた部分として例えばまったりとした戦争シーンなどがあげられますが、映画を見終わったあとに他人のレビューを見に行きますと大変に面白いわけですね。
は?って思ったまったり戦争シーンなんかは、中世の戦争なんてだいたいそんな感じという感想を拝見しましてなるほどと納得。全く別の所で聞いた「戦争は99%の移動時間と1%の攻撃」みたいな言葉とも結びつき、なにか解釈の深度が深まっていくようなのです。

さてさて、そんなこんなで映画「ブレイブハート」を通じて、スコットランド独立戦争のアウトラインをビジュアルとともに脳に格納したあとにネットに旅に出ますと、たくさんの演出・解釈違い・事実の捏造(脚色)などがでてくるわけですけど、それを含めて映画なんだなとやけに納得した秋の夜長のはじまりでした。